お知らせ・最近のくるみ学園

坂本博之選手とのボクシングセッション2023

9月10日(日)元プロボク サーで東洋・太平洋ライト級チャン ピオンの坂本博之氏が

コロナ明け、5年ぶりに来園され子ども達とボクシングセッションを行いました。

 

坂本選手は児童養護施設での生活を経験した当事者であり、ボクシングを引退してから、ボランティアとして、施設を訪問し、SRSボクシングセッションなど幅広い活動を行っています。

この日もSRSボクシングセッションを通して、直接子ども達とふれあい感じること、大人が子どもを育ってていくことの大切さ、それぞれの学年にわかりやすく、「一瞬懸命その一瞬一瞬か ら初めていこう!」「夢はすぐに行動に移そう」など、「夢をかなえるた めの大切なこと」をご自分の経験を通してお話いただきました。

子どもたちはどの学年も真剣に聞き入り、自分達の将来と向き合う良い機会となりました。

 

お話が終わった後は、皆でボクシングセッションを行いました。

坂本選手は「悲しかったこと、悔しかったこと、嬉しかったこと、全てを自分の拳にこめて、力いっぱいこのミットに打ち込んでこい!」

と子ども達に語りかけます。

その声に幼児から高校生までの子ども達が応えるように、いっぱいいっぱいパンチを繰り出し、その想いを受け止めてもらいました。

また、参加者全員がシャドーボクシングをしたりミット打ちをして、汗を流したり、話をしたり楽しい時間を過ごしました。

今日は子ども達にとって素晴らしい時間の数々でした。

宝物がいっぱいです・・・。

 みんなで前を向いて、一人一人の目標に向かって頑張っていきます!!

当園児童・職員一同、皆様と笑顔でまたお会いできる日を楽しみにしています☆彡

改めまして、本日ご来園、ご協力頂きました皆様、本当にありがとうございました。

 

~坂本博之選手プロフィール~

1970年12月30日 福岡県生まれ。
2歳前に「鞍手乳児院」へ預けられ、3歳を迎えるころ児童養護施設「誠慈学園」へ入所。その後一時帰宅と親せきの家を転々としながら、小学二年生の時にネグレクトを受け、児童養護施設「和白青松園」に引き取られる。
同施設のテレビでボクシングと出会い、プロボクサーを目指す。
20歳でプロデビュー。全日本ライト級新人王、日本ライト級チャンピオン、東洋太平洋ライト級チ ャンピオンを獲得。

WBA・WBC世界ライト級タイトルマッチに4度挑戦し、2007年に現役を引退。
現在、ボクシングトレーナーとして後進の育成とともに、児童養護施設の支援を目的とした「こころの青空基金SkyhighRingS~SRS」を主宰して精力的に活動中。

主な活動履歴
1991年 プロデビュー・全日本ライト級新人王
1993年 日本ライト級チャンピオン
1996年 東洋太平洋ライト級チャンピオン
1997年 WBA世界ライト級タイトルマッチ挑戦
1998年 WBC世界ライト級タイトルマッチ挑戦、WBA世界ライト級タイトルマッチ挑戦
2000年 「こころの青空基金」設立
                日本タイトル獲得後より、交流を深めていた出身施設である「和白青松園」へ
                物品寄付や試合招待、施設訪問を行う。
                WBA世界ライト級タイトルマッチ挑戦
2002年 腰椎間板ヘルニア外科手術
2006年 復帰戦
2007年 現役を引退(47戦、39勝、29KO、7敗、1分け)
               こころの青空基金~SkyhighRingS~SRSと改名し、
               全国の児童養護施設へ向けて支援活動の輪を広める。
               自身の半生や、こころの青空基金の活動を語り広める講演活動の開始。
2010年 SRSボクシングジム株式会社 設立、代表取締役 会長を務め、選手育成に力を注ぐ